18.「ありがとう」のホントの話
私たちは、小さいときから「ありがとうが大事」といわれて育ちます。
私も、「ありがとうが大事」で、絶対に欠かせない言葉だとお伝えしたいと思います。
しかし、どうしてありがとうが大事なのでしょうか?
ありがとう、という言葉に不思議な力が宿っているのでしょうか?
お察しの通り、ありがとうは別に呪文でもなんでもありません。
実は、ありがとう、と言う時の気持ちに大きな意味があるのです。
「ありがとう」と言う時、
人は目の前にあるものに嬉しい気持ちになり
満たされて幸せな感覚を味わうことができます。
しかし突然、ありがとうということによって、満たされて幸せな感覚になる・・と聞いても、いまいちピンとこないかもしれません。
遠い昔・・・原始時代の話ですが(笑)私たちは、動物を狩ったり、果物をとったりして生活していました。
その当時、つまり私たちの祖先の幸せの判断基準は、「あるか、ないか」だけです。生き残ることが全てだったので、「ある」ことこそが大切でした。
「お肉がある、果物がある、お水がある・・・すると生き残ることができるから、安心、幸せ。」「住む場所がある、服がある・・・すると生き残ることができるから、安心、幸せ。」だったのです。
私たち人間は、そういう時代を、何百万年間も、経験していました。ですから脳には、「ある」ことが幸せなんだと刻み込まれているわけです。
ですから、現代に生きる私たちも、いまだに「ある」と思うととても幸せな気持ちになるのです。
よく、お金持ちの人はお肌がツヤツヤで生き生きしている印象があります。 良い化粧品を使っている・・とかそういう理由もあると思いますが、私は別の理由もあると思っているのです。 それは「あるという幸せを感じて過ごしているから」だと私は思います。「ある」という気持ちをいつも感じているので、元気だしイキイキしているのです。その豊かな気持ちそのものが、お肌をツヤツヤにしていると思うのです。
ある、と感じることは、それほどに、ストレスが全くなく幸せなことなのです。
たとえば今、あなたの望むものはすべてある・・と想像してみてください。
お金もあなたが必要な分が十分にあって、ステキなパートナーもいて、お気に入りのお家があって、夢がすべて叶って・・・
そう思うと、すごくワクワクして嬉しい気持ちになりませんか?
そのワクワクが「ある」という幸せなのです。
ありがとうを言って幸せになる
「ある」という気持ちは、いつでも味わうことができるものです。
それこそが、「ありがとう」という瞬間です。
「ありがとう」と感謝する瞬間、あなたは今あるものに対して嬉しいという気持ちを味わ
っているわけです。
つまり、どのくらい幸せかというのは「どのくらい持っているか」ではなく、「どのくらいあるものに注目できるか」、「どのくらいあるものに感謝できているか」、ということなのです。
「ある」ということに注目し、
感謝して幸せな気持ちで生活できるかどうかは、
気持ちの持ちようなのです。
そして「ありがとう」と言うことは、あることに注目する大きな手助けをしてくれるのです。
今日のまとめ
「ある」ことは幸せ。
その幸せを感じるためには、あるものに注目することが大切。
だから「ありがとう」と言おう。
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